しじみ貝殻粉末「カルカルサイト」とは

シジミ貝殻の有効利用を目的とし、肝機能改善効果に着目して研究、開発された、
「しじみ貝殻粉末」の名称です。

原料は、青森県十三湖産の大和シジミ貝殻で、カルシウムを豊富に含みます。

原料のシジミの写真

青森県との共同特許を取得しています。
(特許第3475411号)

シジミは青森県の主要水産資源の一つであり、抽出されたエキスについては古来より肝臓
に良いとされ、民間伝承されてきましたが、貝殻についてはほとんど利用されることがなく、
産業廃棄物として処理されてきました。

そこで、貝殻の有効利用を目的として、肝機能改善効果について研究され、このシジミ貝殻焼成粉末に肝機能改善作用があることが見出され、 特許を取得、商品化されました。

研究内容(一部抜粋)

本県は豊かな農水産資源に恵まれており、これらを原料として様々な加工食品が製造されている。
近年、国民が健康を強く意識した食生活を送るようになっており、生理機能を強調した食品に注目が集まっている。

このような状況下で県内加工業者においても既存商品に加え、他社商品との差別化を図る新商品の開発が求められているため、 県内の主要な資源を研究材料として、生理機能の探索と利用に関する研究を行ってきた。

青森では古くから、シジミの貝殻を焼いたものが肝臓に良いと言い伝えられており、シジミ貝殻の何が効くのか?シジミ貝殻特有の効果なのか?を解明すべく研究をスタート。

シジミ貝殻の肝機能改善効果
シジミ貝殻の主成分は炭酸カルシウムであり、炭酸カルシウムは焼成することにより、酸化カルシウムに変化する。その炭酸カルシウムとその結晶構造に着目。
炭酸カルシウムの結晶構造にはアラレ石型(Aragonite・アラゴナイト)と方解石型(Calcite・カルサイト)があるが、炭火加熱によってどのように変化するかを解析した。

その結果、加熱温度によって結晶構造がAragonite・アラゴナイトからCalcite・カルサイトに変わることがわかった。

そして、全てがCalcite・カルサイトとなり、Lime・ライム(酸化カルシウム)を生成しない加熱条件が明らかとなったため、動物実験による生理機能評価へ移った。

内沢秀光氏の写真内沢秀光氏

青森県産業技術センター工業総合研究所 環境技術部長 博士(農学)
内沢秀光氏

焼成シジミ貝殻粉末の機能

焼成条件及び貝殻の種類による肝機能改善効果を比較検討した。

肝臓障害を自然発生するラット(LECラット)に炭酸カルシウムの結晶構造が異なるシジミ貝殻粉末を毎日投与し、 血清中のGOT及びGPT値を一月に1回測定して肝障害の程度を調べた。

その結果、Aragonite・アラゴナイトには効果が見られず、Calcite・カルサイトのシジミ貝殻粉末に肝機能を改善する効果が認められた。

次に炭酸カルシウムの結晶構造がCalcite・カルサイトのホタテ貝殻粉末を同様にラットに投与し比較検討したところ、 同じCalcite・カルサイト構造であってもホタテ貝殻には肝機能の改善効果は見られなかった。

したがって、Calcite・カルサイト構造を有するシジミ貝殻粉末に肝機能改善効果があることがわかった。

最近の動物実験においては、肝細胞の増殖促進作用、NK細胞の活性化、サイトカイン産生亢進など免疫系細胞を活性化する作用、 中性脂肪、コレストロールを下げる作用が明らかとなっており、『多機能性カルシウム』である可能性が出てきている。

佐々木甚一博士の写真佐々木甚一博士

弘前大学元教授 弘前大学、青森県立保健大学、弘前医療福祉大学非常勤講師 当社顧問
医学博士 佐々木甚一

参考論文(PDF):PDFファイル:焼成シジミ貝殻粉末の生物活性  PDFファイル:焼成シジミ貝殻粉末の機能

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